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Security

間接プロンプトインジェクションが現実の事故になった話

PRの説明欄に埋めた命令からCopilotが任意コードを実行できたCVE-2025-53773と、Microsoft 365 CopilotのEchoLeakが、間接インジェクションを理論から実害側に動かした。

Security Indirect Injection

プロンプトインジェクションはOWASPのLLMリスク筆頭に居続けているが、2026年は直接入力ではなく、周辺データ経由の「間接」型の事故が目立つ。

今年の代表例

  • CVE-2025-53773: Pull Requestの説明文に隠した命令からGitHub Copilotが任意コードを実行(CVSS 9.6)
  • EchoLeak: Microsoft 365 Copilotでユーザー操作ゼロのまま企業データが流出

なぜ拾いにくいのか

LLMは、ユーザーが打った命令と、検索結果やツール出力に混ざった命令を同じ入力として扱う。現在の検知は高度な攻撃の23%しか捉えられていないという報告もある。

現場での対策

  • ツール出力やドキュメントは「データ」として囲い、命令として解釈させない前処理を挟む
  • 実行系ツールには人間の最終承認を残す
  • 何が入力されたかを記録し、事後に追えるログを必ず取る