解説一覧へ戻る

Security

現実に出回る間接プロンプトインジェクション10種|エージェント運用への直接の脅威

セキュリティ研究者が4月23日に、実環境のエージェントを狙った間接プロンプトインジェクションのペイロード10種を公開。API鍵窃取・データ破壊・金融詐欺を狙う具体例で、運用側の前提が崩れる。

Active Threats 10 IPI Payloads

セキュリティ研究者が4月23日、実環境のAIエージェントに対し観測された間接プロンプトインジェクション(IPI)ペイロード10種を公開した。Anthropicの「Comment and Control」報告やGitHub CopilotのCVE-2025-53773(CVSS 9.6)と同系統で、攻撃が机上の話を抜けたことを示す。

共通の狙い

API鍵抜き取り、リポジトリ破壊、外部送金トリガー、サードパーティAPIへの不正リクエスト。多くがイシュー本文・PRタイトル・READMEの注釈・Webページのhidden要素に埋め込まれた。

防御の優先順位

  1. ツール呼び出しの出力先を入力源と独立に絞る
  2. 外部ドキュメント取り込みは別エージェントに分け、書き込み権限を切る
  3. 敏感操作(決済・鍵発行・PRマージ)は人手レビューを必須にする

仕様修正待ちより、CIゲートと権限分離の二重化が現実的。